癌による不便は周囲に協力してもらい軽減

父が膀胱癌になり、頻尿で苦労しました。
繰り返しがんの摘出手術をしたため膀胱の内壁が弱くなり、少し尿が溜まっただけでも痛みや尿意を感じるようになりました。ひどい時には10分おきにトイレに通うような生活で、人にいちいち説明するほどの事でもないので、恥ずかしそうに中座したりしていました。それ以外は元気だったので、なおさら不便に感じました。

トイレに通う頻度は変えられないので、ストレスを軽減することがメインの課題でした。まずは仕事場や自宅でトイレへの動線を整理し、さっと行けるように環境を整えました。
職場では事情を話し、長距離の運転や接客は他の人に代わって貰うことで、気分的にはだいぶ楽になったようです。
また、替えの下着や大人用の尿取りパッドを持ち歩き、急遽長時間トイレに行けないような状況になっても慌てずにすむようにしていました。「いざという時でも大丈夫」と思えるだけでも、大幅にストレス軽減できました。

言いにくい内容の場合もありますが、職場や親戚などには事情を説明して、本人も周りも過ごしやすい環境を作ることが大切です。