父のアルコール依存症で健康の大切さを実感

父が数年前にアルコール依存症と診断され、それ以来ずっと閉鎖病棟に入退院を繰り返しています。初めてアルコール依存症ときいた時は、まさか入院までしないといけないとは思っていなかったので、しかも精神病院の閉鎖病棟ということで、私達家族はどうしたらよいものかと大変戸惑いました。

 

病棟内は男性ばかりで、症状のひどい患者はベッドに縛られることもあり、父が実際ベッドに拘束されている姿を見た時にはさすがにショックで涙がこぼれました。
母は乳がんのおそれで再検査もあり、精神的に最悪の時期でした。どうして父がこんな状態になるまで私達家族が気付いてあげられなかったのかと自分達を責める日々が続きました。

 

そしてようやく閉鎖病棟から解放病棟に移された時にはホッとしましたが、アルコール依存症は薬物と同じで一度中毒になると、繰り返してしまう可能性がかなり高いので、一時帰宅で家で過ごす時にも必ず目を離さず注意しているようきつく主治医からの指示がありました。

 

未だ完治はしていませんが、以前に比べるとかなり体重も元にもどり、父も家族に迷惑をかけたことを心から後悔しているようで、この辛い経験を通して健康の大切さを改めて感じました。